株式会社セレス(証券コード:3696)は、インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現することを理念とし、様々な事業を展開しています。本記事では、セレスの主力事業や業績動向、将来展望について解説し、株式投資の観点からその魅力を探ります。
セレスの主力事業
セレスは、以下の3つを柱に事業を展開しています。
モバイルサービス事業
ポイントサイト「モッピー」やアフィリエイトプログラム「AD.TRACK」を中心に、ユーザーと企業を結びつけるサービスを提供。
フィナンシャルサービス事業
暗号資産販売所「CoinTrade」やオンラインファクタリング「labol」を運営し、デジタル時代に即した金融サービスを展開。
D2Cおよび新規事業
インソールなどの健康商材の販売や、オンライン診療サービス「エニピル」を提供。
これらの事業を通じ、セレスはポイント経済圏とブロックチェーンを基盤とした「トークンエコノミー」の構築を目指しています。
業績動向と株主還元
株主還元
【配当】
2024年10月には上場10周年を記念し、1株当たり20円の記念配当を実施しました。また、通常配当も20円増額され、合計60円の配当が予定されています。こうした株主還元の姿勢は、投資家にとって大きな魅力となるでしょう。
【優待】
12月末時点でセレス株式を100株以上保有している株主に、10,000円相当の暗号資産(仮装通貨)を贈呈。暗号資産の受取はセレスのグループ会社が運営する「Coin Trade(コイントレード)」の口座開設が必要です。
なお現行制度では、「イーサリアム(ETH)」と「ジパングコイン(ZPG)」の2銘柄を合計10,000円相当贈呈となっています。
業績動向
業績面では、2024年12月期の通期連結業績予想を上方修正。売上高276億円、営業利益22億円、経常利益28億円、親会社株主に帰属する当期純利益15億円を見込んでいます。モバイルサービス事業の堅調な推移や、暗号資産相場の好調が業績を押し上げる要因となっています。
子会社の上場予定と成長の可能性
セレスの成長をさらに加速させる要因として、以下の子会社の上場が注目されています。
ビットバンク株式会社
日本国内で主要な暗号資産取引所として高い知名度を誇るビットバンクが、近い将来上場を予定しています。暗号資産市場が活況を呈する中、ビットバンクの上場はセレス全体の企業価値を押し上げるでしょう。
株式会社ラボル
オンラインファクタリング事業を手掛けるラボルも、上場の可能性があるとされています。この事業は、企業の資金調達ニーズに応える重要なサービスを提供しており、成長性が期待されています。
2024年10月18日に第三者割当増資に関するお知らせが出ており、みずほ銀行などが関わるファンドが割当先となる発表をしています。
IR(2024年10月18日)はこちらから確認することができます。
これらの動きにより、セレスはさらなる収益源を確保し、株主価値を高めることが期待されます。
投資家向けの情報発信
セレスは、投資家向けに決算説明会やIRセミナーを定期的に開催し、情報公開を積極的に行っています。最新の決算資料やニュースは、公式ウェブサイトやIR専用のnoteアカウントで確認可能です。
まとめ
セレスは、主力事業の堅調な成長や暗号資産市場の活況、さらに子会社の上場予定を背景に、大きな成長可能性を秘めています。株主還元の姿勢やサステナビリティへの取り組みも、投資家にとって安心材料となるでしょう。
免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資アドバイスを行うものではありません。実際に投資を行う際は、ご自身の状況やリスク許容度を考慮し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。